筋トレ女子必見!タンパク質の“摂り方”と“注意点”をおしえます
「タンパク質ってどうやって摂ればいいの?」
「タンパク質を摂るときの注意点ってある?」
そんな疑問をお持ちの方に向けた記事です。
この記事を読めば、
「タンパク質のオススメの摂取方法」
「タンパク質を摂るときの注意点」
が分かります。
目次
筋トレ女子のタンパク質の1日の摂取量は体重×1.5g
筋トレ中の、タンパク質の1日の目安摂取量は体重(kg)×1.5gです。
実は、標準は体重×1.0~1.2gと言われています。
しかし、これは一般的な標準値ですので、筋トレ中はタンパク質は多く摂る必要があるためです。
「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」を1:1で摂る
タンパク質には「動物性」と「植物性」の2種類があります。
この、2種類をバランスよく、1:1で摂るのが良いです。
なぜなら、動物性タンパク質と植物性タンパク質の、それぞれ摂れる成分に違いがあるから。
・植物性タンパク質:大豆や乳製品。ビタミンやミネラルも豊富。
タンパク質の多い食品(一覧)
肉類(100gあたりの含有量)
・鶏肉:23.0g
・牛肉:21.0g
・豚肉:20.0g
・ハム:16.5g
・ウインナー:13.0g
魚介類(100gあたりの含有量)
・いわし:32.0g
・まぐろ:26.0g
・さば:22.0g
・あじ:20.0g
・えび:18.5g
・あさり:6.0g
卵類(100gあたりの含有量)
・ゆで卵:13.0g
・生卵:12.5g
大豆食品(100gあたりの含有量)
・木綿豆腐:6.5g
・絹ごし豆腐:5.0g
・納豆:16.5g(1パックは約30gのため5.0g)
・豆乳:7.5g
・がんもどき:15.5g
・グラノーラ:10.5g
乳製品(100gあたりの含有量)
・プロセスチーズ:22.5g
・カマンベールチーズ:19.0g
・クリームチーズ:8.0g
・ヨーグルト:4.5g
・牛乳:3.5g
また、タンパク質には、アミノ酸スコアというモノもあります。
アミノ酸スコアとは、タンパク質の構成をスコア化したもので、満点は100点です。
アミノ酸スコアが100に近い食材の方が、質の高いタンパク質だと言えます。
アミノ酸スコアとは、アミノ酸のバランスを数値化したもので、アミノ酸のバランスの良さを示す数値で最高値は100となっています。
アミノ酸スコアが100の食材
- 鶏肉、豚肉、牛肉
- 青魚(あじ、さんま、いわし)
- 大豆、納豆
- ヨーグルト、牛乳、豆乳
- 鶏の卵
アミノ酸スコアが高いが、100ではないが食材
- じゃがいも:73
- いちご:64
- 玄米:65~68
- 精米:60~65
- りんご:56
- キャベツ:53
- トマト:51
- アーモンド:50
- 食パン:44
タンパク質の魅力はダイエットだけじゃない
タンパク質を摂ると、ダイエットにつながります。
しかし、タンパク質のメリットはそれだけに留まりません。
タンパク質を多く摂ると、「美肌効果」「集中力up」などの効果も期待できるのです。
タンパク質摂取で美肌効果
美肌になるためには、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促す必要があります。
要は、皮膚の基を作り出すことができなければいけません。
皮膚の構成成分は水が57%で、タンパク質は約27%もの割合を占めています。
つまり、タンパク質を摂ることで、肌のターンオーバーが促され、新しい肌を作り出しやすくなります。
また、タンパク質の中のコラーゲンという成分によって、水分が保たれ、潤いのある綺麗な肌を作り出すことができるのです。
タンパク質でツヤのある髪、爪になる
ツヤと弾力のある髪を手に入れるためには、ケラチンとコラーゲンが必要です。
髪の毛の弾力を作っているのは、ケラチンという成分で、ケラチンはタンパク質の中のアミノ酸が基となっています。
また、ツヤのある髪になるために、コラーゲンという成分が必要なのですが、コラーゲンもまたタンパク質から構成されています。
タンパク質を摂ることで、ケラチンとコラーゲンが増え、ツヤと弾力のある髪質を手に入れることができ、枝毛や薄毛の改善にも繋がります。
爪も、髪の毛と同様に、主にケラチンから構成されています。
ツヤのある綺麗な爪を手に入れるためには、タンパク質が必要です。
タンパク質で集中力もアップする
集中力や思考力を高めるためには、やる気を出すためのホルモンの分泌が大切になります。
やる気を出すためのホルモンとして「ドーパミン」です。
ドーパミンの原料は、アミノ酸というタンパク質。
また、記憶力を高めるためにもタンパク質が必要となります。
つまり、タンパク質を摂取することで集中力と記憶力が増して、仕事の効率も上がると考えられます。
タンパク質で睡眠の質もアップ
睡眠の質を高めるためには、セロトニンという神経伝達物質の役割が大切になります。
私達が夜眠たくなるのは、メラトニンというホルモンの作用なのですが、そのメラトニンの基となるのがセロトニンです。
セロトニンは昼間、起きている間に沢山分泌され、そしてそのセロトニンが夜のメラトニン分泌を促進します。
つまり、睡眠の質を高めるためには、日中にセロトニンを分泌させることが大切になるのです。
セロトニンの材料はトリプトファンというアミノ酸(タンパク質の一種)です。
タンパク質を摂取することで、セロトニンをより多く分泌させ、夜間の睡眠の質を高めることに繋がるのです。
タンパク質を摂るときの注意点【ポイントは塩分】
タンパク質を摂るとき、塩分の量にも気を付けましょう。
塩分を摂り過ぎると、動脈硬化の原因になります。
血管が硬くなれば、血流が悪くなって、逆に痩せにくくなります。
また、塩分を摂り過ぎると、むくみやすくなったり、食欲を増進させてしまうのです。
【関連記事】食欲を抑えたい人必見!手っ取り早く食欲を抑える方法12選
塩分の1日の目安摂取量【女性は7g以下!?】
塩分の1日の目安は、女性は7.0g、男性は8.0g以下です。
塩分が多いものは、麺類やソーセージなどの加工食品、調味料やドレッシング、そして意外にも、ちくわやかまぼこなど。
麺類を食べるときは汁を飲み干さなければ、塩分の半分程度は減らせます。
また、調味料を付け過ぎないようにして、自炊されている方は、表面に味付けしたり、スパイスやハーブを効かせたりして、工夫してみてください。
塩分の多い食品一覧
塩分の多い食品をご紹介していきます。
塩分量は成分表で確認できます。
ちなみに、成分表で塩分ではなく「ナトリウム」として記載されている場合もあります。
ナトリウムで記載されている場合は、計算して塩分量に直さないといけません。
計算式は、食塩量(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷100
<例>ナトリウム50.0mgであった場合
50.0×2.54÷100=1.27≒1.3(g)
となります。
穀物の塩分量(100gあたり)
・ラーメン:6.5g
・焼きそば(カップ麺):4.0g
・そうめん:3.5g
・食パン:1.3
・うどん:0.3g
加工食品の塩分量(100gあたり)
・ハム:2.5g
・ソーセージ:2.0g
・ベーコン:2.0g
ダイエット中に気を付けるべきは「加工食品」です。
加工食品には、塩分が非常に多いです。
例えば、ハムやソーセージ、ベーコン。
そして、ちくわ、かまぼこなどの練り物です。
これらは、タンパク質も多いですが、塩分も非常に多いです。
練り物の塩分量(100gあたり)
・かまぼこ:2.5g
・ちくわ:2.0g
乳製品の塩分量(100gあたり)
・プロセスチーズ:2.8g
・カマンベールチーズ:2.0g
タンパク質は良いけど塩分も多い「サラダチキン」
「サラダチキン」はタンパク質が多いかもしれませんが、塩分もとても多いです。
ファミリーマートのサラダチキンの塩分量を見てみると、1.4~2.2gもあります。
日本人の、1日の塩分量は男性8g未満、女性7g未満が目標と言われています。
厚生労働省が2014年3月に発表した「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書によれば、18歳以上の男性は1日当たり8.0グラム未満、18歳以上の女性は1日当たり7.0グラム未満という目標量が定められています。
サラダチキンを一つ食べたら、3食のうちの1食分くらいの塩分です。
しかも、外食でラーメン(塩分7g)なんて食べた日は、サラダチキンとラーメンで合わせて9gも塩分を摂ることに。
塩の摂り過ぎで、高血圧や動脈硬化の末路は、脳卒中(半身不随)や腎臓病(重度は人工透析)です。
タンパク質補給には「プロテイン」の活用を
タンパク質を摂るなら、プロテインもオススメです。
なぜなら、塩分を抑えられるからです。
種類にもよりますが、プロテインは1食(約20g)あたり、タンパク質15gで、塩分は0.2~0.4gです。
食品 | 量 | タンパク質 | 塩分 |
プロテイン | 1食(20g) | 15.0g | 0.2~0.4g |
鶏卵 | 1個(60g) | 7.4g | 0.2g |
豆乳 | 100g | 3.6g | 0.005g |
牛乳 | 100g | 3.3g | 0.1g |
まとめ
・タンパク質はアミノ酸スコアの高い食材で摂ると良い
・タンパク質には「美肌」「ダイエット」「髪質改善」「集中力アップ」「睡眠の質アップ」の効果もある
・タンパク質だけじゃなく塩分にも気を付ける
・プロテインも上手に活用すると良い(1日1杯など)