美容、ダイエット、疲労回復!秋の味覚、ぶどうの知られざる効果とは

2019年9月8日

ぶどう 巨峰 マスカット

今回は、秋の味覚である「ぶどう」に焦点を当ててお話ししたいと思います。

まず、ぶどうには沢山のポリフェノール、そしてビタミンなどの栄養素が含まれています。
含まれている栄養素を5つを以下にご紹介します。

・ポリフェノール
・クエン酸
・リンゴ酸
・酒石酸
・ビタミン

この5つの栄養素が、様々な効果を与えてくれるのでご紹介していきます。

美容・美肌効果

美肌 外国人

上に挙げた5つのうち、まずはなんと言ってもポリフェノールの力が一番大きいのではないでしょうか。

 

ポリフェノールによる効果

ストレスを受けたり、紫外線を浴びたりすると体内には活性酸素が発生します。
活性酸素が一概に悪者ではないのですが、必要以上に体に溜まることで、タンパク質や脂質を酸化させてしまい、肌にとってはシミ・しわを増やす原因となります。
ポリフェノールには、そんな活性酸素による体の酸化を減らしてくれる「抗酸化作用」を高める力があります。

ブドウに含まれるポリフェノールには以下の3つがあります。

・レスベラトロール
・タンニン
・OPC

これらについて少し詳しくお話しします。

 

レスベラトロール

レスベラトロールにはタンパク質、脂質の酸化を抑える「抗酸化作用」があり、タンパク質や皮質の酸かを抑えることで、シミ・しわ・たるみを抑えてくれる作用があり、美容界に注目されている成分のひとつです。

 

OPC

OPCとは、「オリゴメティック(O)プロアント(P)シアニジン(C)」を略です。
OPCはポリフェノールの中で最強の抗酸化作用を持つといわれています。
またOPCには、肌の潤いを作るコラーゲンの合成を促す作用もあり、抗酸化作用保湿作用による美肌効果をもたらしてくれます。

 

タンニン

ぶどうを食べると、渋みを感じますが、この渋みの正体はタンニンという成分です。
タンニンにも抗酸化作用があり、しみ・しわ・たるみなどを防いでくれる働きがあります。

 

クエン酸による効果

クエン酸は、エネルギーとなる糖質や脂質の代謝(消化と吸収)を助けてくれます。
その、代謝(消化と吸収)を良くし、新陳代謝を高めてくれることで、肌のターンオーバーを促し、美肌へと繋がる効果が期待できます。
また、様々な効果のあるビタミンB群の吸収を高めてくれる作用や疲労回復効果もあります。
ビタミンや疲労回復については、後程ご紹介します。

 

リンゴ酸による効果

リンゴ酸は、クエン酸と同様に、ぶどうに含まれる酸の一種です。
効果も、クエン酸と同様に、代謝を上げて新陳代謝促進による美肌・美容効果が期待できます。

 

酒石酸(しゅせきさん)による効果

酒石酸(しゅせきさん)は、あまり聞きなれない名前ですが、クエン酸・リンゴ酸と同様にぶどうに含まれる「酸」の一種です。
この酒石酸(しゅせきさん)には、筋肉を引き締める効果があり、しわやたるみの予防に繋がります。
最近では、化粧水などにも含まれています。

 

ビタミンによる効果

ぶどうには、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEなど、さまざまなビタミンが含まれています。

 

ビタミンA:新陳代謝を促す
ビタミンB2:皮脂を抑制してニキビを予防する
ビタミンB6:タンパク質の代謝(吸収)を助け、肌の新生と潤いに繋がる
ビタミンC:潤いの基となるコラーゲンを肌に保つ
ビタミンE:抗炎症作用・抗酸化作用によって肌荒れを軽減する

 

また、ビタミンは糖質・脂質・タンパク質の消化・吸収を助ける作用があるため、消化吸収(いわゆる代謝)を高めることで、新陳代謝が高まり、脂肪燃焼によるダイエット効果も期待できます。

 

ダイエット効果

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ぶどうに含まれる栄養素にはダイエット効果も期待できます。
これまでご紹介した通り、ぶどうに含まれるポリフェノールや酸によって代謝が促進し、新陳代謝・基礎代謝が上がり脂肪燃焼が期待できます。

また、ポリフェノールの中のタンニンやカテキンによって、腸内の善玉菌が増え、腸を整える(便秘や下痢を減らす)ことができ、消化吸収を助けて代謝を上げてくれる効果も期待できるのです。

 

ブドウはお砂糖の1.5倍も甘みを感じます。
にもかかわらず、糖の種類としては「果糖」であり、太りにくいのです。

なぜかとういうと、果糖というのは糖の「単糖類」の一種であり、清涼飲料水やお菓子に含まれる砂糖(二糖類や多糖類)と違って、消化吸収が速く行われるため、「分解できなかった余分な糖が体に溜まる」ことに繋がりにくいからです。

 

そのため、ぶどうはダイエット食材としても、最近注目を浴びています。
ただし、食べ方や量には注意が必要になるので、また後程ご紹介します。

 

エネルギーを作る効果と疲労回復効果

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ぶどうは、美肌効果やダイエット効果に加えて、疲労回復効果も期待でき、エネルギー補給としても優れている食べ物です。

先ほどお話しした通り、ぶどうの糖分は「果糖」であるため、すばやく体内に吸収されます。
これは、果糖が「単糖」という、糖の最小単位であるため、それ以上の分解を必要としないためです。

吸収が速いことで、体のエネルギーとしてすぐに使うことができます

 

また、ぶどうに含まれる、クエン酸・リンゴ酸・酒石酸(しゅせきさん)などの酸は、体の中のエネルギーを作る「クエン酸回路」という回路に必要となってきます。

これらを摂取することで、クエン酸回路によるエネルギーの生成を助けることに繋がります。

また、クエン酸には疲労回復効果もあります。
これは、疲労の原因となる「乳酸」を分解してくれる作用があるためです。

クエン酸を使った実験では、「クエン酸を摂取した群」と「そうでない群」とで運動後の疲労感を比較し、クエン酸を摂取した群の方が疲労感が少なかったという結果も得られています。

 

疲れたときは、お菓子やジュースを摂るより、ぶどうをつまむといいかもしれません。

 

ぶどうの選び方と食べ方について

ぶどうの選び方

おいしいぶどうの選び方としては、とにかく新鮮なものを選ぶことです。
ポイントとしては以下の通り。

 

・色が濃いもの
・表面に張りのあるもの
・ブルーム(と呼ばれる表面についた白い粉)が沢山付いているもの
・軸がしっかりしているもの
・実と実が密着しているもの

 

房からポロポロと粒が落ちているもの、落ちやすいものは鮮度が落ちている証拠です。
枝を手にとって、少し揺すっても落ちないものを選びましょう。
※ただし、当たり前ですが、買う前の商品にはやり過ぎないでください

 

ぶどうの食べ方

ぶどうに含まれるポリフェノールの効果を最大限にいかすためには、皮ごと食べるのがベストです。
それは、ポリフェノールの中のレスベラトロールが実よりも皮に多く含まれるためです。
レーズンが体に良いと言われる理由は、皮ごと食べるのに向いているからでもあります。

そのまま食べる

ぶどうをそのまま食べるには、無農薬であることを確認し、よく洗ってから食べるようにしましょう。ちなみに種は栄養豊富なだけではなく、食べても健康に害はありません。
抵抗が無ければぜひ食べてみてください。

 

凍らせて食べる

巨峰などの大きいものは、皮も分厚く、皮ごと食べるのには抵抗があるという方には、凍らせて食べるのがオススメです。
凍らせるとアイスやシャーベットのような食感になり、皮ごと食べやすくなります。

 

ジュースにして食べる

ブドウを皮ごと摂るためにも、ジュースにするのもオススメです。
ただし、牛乳で割ると胃酸と反応して下痢になることがあります
できたら、そのまま飲むか、牛乳を入れるときは少なめにしてください。
また、バナナなど、他の果物を入れてみても良いですね。

 

ぶどうを食べる目安の量

色々な嬉しい効果が沢山あるブドウですが、食べすぎは逆効果です。
小粒のデラウェアなら一房
巨峰であれば10~15粒が目安です。

また、ぶどうの糖分である果糖は、消化吸収が良いという点から、反対に言えば血糖値があがりにくいということになります。
つまり、血糖が上がらないということは満腹中枢を刺激しにくいことになるので、満腹感を得られずについつい食べ過ぎてしまいます。
食べ過ぎは消化不良のもととなり、下痢に繋がるので注意してください。

 

ぶどうを食べるタイミング

ぶどうは食後のデザートよりとして食べるよりも、食前30分を目安に摂取するのが効果的です。
また、クエン酸や酒石酸(しゅせきさん)などの酸が、乳酸の分解を助けてくれるので、運動前に食べるのもアリですね。

 

食べ合わせに気を付ける

最後に、ぶどうの食べ合わせについてお話しします。
ぶどうは、腸内環境を整える作用がありますが、水と一緒に摂取すると、下痢になることがあります。
また、カニやエビと一緒に食べると腹痛の原因となるので避けましょう。
他には、大根との食べ合わせも悪く、甲状腺の機能を低下させてしまう物質をつくってしまうので、避けて下さい。

最後に、子供やお年寄り、胃腸が弱っている方は、腸の吸収能力が下がっている、大人が食べる量よりも少なめに摂取するようにしてください。

 

まとめ

いかがでしたか?
秋の味覚のぶどうには、美肌・ダイエット・疲労回復と良い効果ばかりでしたね!
食べ過ぎや食べ合わせに気を付けて、適量を摂取して、旬の味覚を楽しみながら美肌を作っちゃいましょう。