大人ニキビを改善する7つの生活習慣!食事や運動について
みなさんは、ニキビ対策や美肌のためにどんな事に気を付けていますか?
私は極力早く寝るように努めています。
ニキビを1日でも早く治す方法について、先日の記事でお話ししました。
今回は、もう少し長期的な予防・改善についてお伝えしていきたいと思います。
「大人ニキビ」と「思春期ニキビ」の違い
ニキビといっても、大人になってからできるニキビと思春期によくみられるニキビは原因が違います。
特に、大人になってからは「ニキビではなく吹き出もの」とよく言われますが、きちんと対策すれば予防・改善することは可能です。
大人ニキビとは
大人ニキビは大きく分けて4つの原因があると考えます。
それは、加齢・生活習慣・ホルモンバランス・過剰なスキンケアです。
加齢による大人ニキビ
年を取るというのは、結局、ストレスも増えるし、忙しくなって睡眠時間が取りにくくなるし、肌荒れの全ての根源ではあると思います。
その中でも、直接的に加齢によるニキビや肌荒れの原因として大きいのは、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が弱くなるということです。
肌の新陳代謝(ターンオーバー)は10代では約20日周期で起こりますが、20代では約28日、30代では約40日、40代では約55日と、どんどん遅くなっていくのです。
すると、毛穴に詰まった汚れや皮脂が排出されにくくなり、ニキビに繋がりやすくなります。
生活習慣による大人ニキビ
生活習慣によるものは挙げればキリがありませんが、自分の時間が取りにくくなるので、食事の偏りや睡眠時間の減少<運動不足などが、肌荒れやニキビに繋がります。
また仕事での責任が増えたり、プライベートや人付き合いでのストレスも溜まりやすくなります。
TVやスマホを観ていて、夜遅くなってしまう日もあると思います。
一度、自分の生活を見直して、食生活や運動習慣、人との付き合い方や時間の使い方を工夫するのも、ニキビ予防のひとつと言えるでしょう。
ホルモンバランスが崩れることによる大人ニキビ
女性の場合、排卵日から生理までの2週間前後に、あごニキビができやすくなります。
これは、黄体ホルモンというプロゲステロンの分泌が増え、皮脂が増えるからです。
また、ストレスなどを感じることで男性ホルモンが増加することでも、皮脂が増えてニキビに繋がりやすくなります。
過剰なスキンケアによる大人ニキビ
ニキビや皮脂を気にしすぎて洗顔やケアをしすぎていませんか?
洗顔しすぎると、皮脂を落とし過ぎてしまったり、肌を傷つけてしまったりして、ニキビができる原因と作ってしまいます。
大人ニキビには保湿が大切ですが、過剰に美容液などを付け過ぎたり、パックを長時間やってしまうと、その後に肌の水分も一緒に蒸発してしまい、かえって乾燥を招いてしまうので注意が必要です。
また、最近はピーリングといって角質を落とすことが流行っていますが、これも肌を傷つけ乾燥を招く恐れがあるので、1週間に1度か10日に1度くらいにしておきましょう。
思春期ニキビとは
思春期ニキビは皮脂の分泌が多いことから発生することが多いです。
対策としては皮脂をこまめにふき取ることと、朝夕の洗顔を行うことです。
特に、Tゾーンと呼ばれる額から鼻にかけては、汗腺が多いため、皮脂が出やすくなります。
また、年代的に悪い油を摂りやすい傾向にあるそうです。
悪い油とは動物性の油や揚げ物から摂取されるものです。
部活動などで、お腹が空いてコンビニ食を食べてしまったり、過食になってしまったり、また間食をするなどして、余分な悪い油を摂ってしまわないように気を付ける必要があります。
低脂肪+多タンパクにすると、思春期ニキビは大いに改善するとも言われています。
セルフケアで治せないニキビもある
ニキビの種類は以下のようなものがあり、ホームケアで改善が期待できるニキビと皮膚科にかかってプロの判断を仰いだ方が無難な場合があります。
- ホームケアで改善が期待できるニキビ → 白ニキビ、黒ニキビ
- 皮膚科の治療を受けた方が良いニキビ → 赤ニキビ、黄ニキビ
大人ニキビは皮膚科で治療したほうがよいのか? | 皮膚科医 横山先生の特別講座 | PAIR(ペア)ピュア肌ラボ
白ニキビ
ニキビの初期段階。古い角質や皮脂が毛穴につまった状態。
黒ニキビ
白ニキビが発展し、毛穴が開いてきて、中に詰まった皮脂が酸化して黒く見えている状態。
赤ニキビ
白ニキビが悪化して中で炎症を起こした状態。しっかり治療しないと痕が残る。
黄ニキビ
赤ニキビから更に発展し、化膿して膿が溜まっている状態。
むやみに潰してはいけない。
傷が深くなると炎症が広がってしまう。
今気になっているニキビの種類を見て、ホームケアでの改善が期待できるかどうか確認してみてください。
赤ニキビと黄色ニキビは、ホームケアにプラスして、ぜひ皮膚科を受診し、プロの治療を受けることをお勧めします。
赤ニキビや黄ニキビを潰そうとすると、皮膚の中で膿がたまっている袋が横にやぶれて、炎症が中で広がってひどくなってしまう可能性があるので、むやみに潰そうとしないでください。
では、ニキビを1日でも早く治す方法を、基本的かつ短期的な手段として、1つずつ理由や方法をお話ししていきます。
部位によるニキビ発生の要因の違い
顔や体、また顔の中でもTゾーンやUゾーンなど、部位によって原因に違いがあります。
Tゾーン
額や鼻には汗腺が多いため、皮脂が分泌されやすくなります。
また、汗をかきやすいため、それをふき取る行為が肌を傷つけてニキビ発展の要因となってしまったり、前髪の刺激を受けることでニキビに繋がります。
また、帽子をかぶったり整髪料をつける人も、肌に触れない様に注意する必要があります。
Uゾーン
Uゾーンは汗腺が少ないため乾燥に繋がりやすく、乾燥した皮膚は荒くなっているため、外からの刺激(紫外線や埃による刺激)を受けやすくなります。
また、洗顔後にすすぎ残しが起こりやすい部位となるため、洗顔後はしっかりとすすぎ、保湿するように心がけて下さい。
また、頬杖をつく癖がある方も、それが刺激となってニキビができやすくなるので注意してください。
右利きの人は顔の左側に、左利きの人は顔の右側にニキビができやすいのは、頬杖が原因であると言われています。
背中や胸元
背中や胸元にできるニキビは、衣服などによる刺激と汗をかくことなどが理由に挙げられます。
また、シャンプーの洗い残しも要因となります。
シャンプーの後に体を洗うように、順番を考慮してみてください。
そして、実際に体(胸元や背中)を洗う時は、柔らかいスポンジや自分の手で洗うようにし、あまり熱いお湯を使わないようにしてみてください。
それでは、ここからはニキビ予防・改善のための7つの方法を一つずつ解説していきます。
大人ニキビを改善する7つの生活習慣
大人ニキビを改善する方法は7つご紹介します。
- バランスのとれた食事をする
- 適度な運動をする
- 肌の新陳代謝を正常化させる
- ストレスを溜めない
- 便秘を解消する
- ノンコメドジェニック化粧品を使う
- 顔やニキビ部分を極力触らない
バランスのとれた食事をする
バランスのとれた食事をすることは、ニキビだけでなく美肌のため健康のために必要であることは言わずもがなです。
ここでは、ニキビができやすい人、できにくい人の食事の特徴について列挙していきます。
悪い油を避け、良い油を摂取する
上でも挙げましたが、悪い油とは動物性脂肪(飽和脂肪酸)です。
牛肉や豚肉などから得られる脂肪や揚げ物の油、マヨネーズ・バターなどの脂肪は控えるようにしましょう。
良い油とは、飽和脂肪酸の反対の「不飽和脂肪酸」の中のω3系脂肪酸(オメガ3系脂肪酸)です。
これは、動物性脂肪の中でも青魚に多く含まれ、またエゴマ油や亜麻仁油などから得られる植物性脂肪(リノレン酸)から作り出されます。
ナッツやチョコレートは摂取しても良い
ナッツ類やチョコレートは、ニキビには大敵だと思われていることが多いです。
しかし、実際にニキビのある人とない人では、ナッツやチョコレートの摂取量にほとんど差がないという研究結果もあります。
ナッツにはビタミンB群が多く含まれ、カカオのポリフェノールには抗酸化作用があるため、ニキビ予防に効果があるとも言われています。
ただし、チョコレートはカカオ70%以上のものがオススメです。
また、糖分(砂糖)の摂り過ぎはよくないので、適量の範囲内で摂取するようにしてください。
チョコレートは1日25gが目安です。
市販の板チョコは60~70gであるため、この1/3~1/2程度にとどめてください。
ナッツも1日25gが目安です。
ミックスナッツならバランスよく摂取できます。
25gを、内容量からある程度計算するか、片手に軽くのる程度の量としてください。
野菜、果物、レバー類、ナッツ類を摂取する
バランスの摂れた食事をイメージすると、野菜が多くてお肉が少ないという印象が強いと思います。
特に、ニキビ予防のためにはビタミンA、B、C、Eと亜鉛などが必要です。
その効果を下に挙げます。
- ビタミンA、B2:皮脂抑制
- ビタミンA、B6亜鉛:肌の新陳代謝促進
- ビタミンC、ナイアシン:メラニン沈着予防
- ビタミンE:抗酸化作用でニキビをやっつける
それぞれのビタミンが豊富な食材は以下の通りです。
- <ビタミンA :にんじん、ほうれん草、レバー類
- ビタミンB2:海藻類、キノコ類、ナッツ類、牛乳
- ビタミンB6:お米、バナナ、マグロ、サバ、イワシ
- ビタミンC :いちご、みかん、バナナ、ほうれん草
- ナイアシン :レバー類、ナッツ類、コーヒー
- ビタミンE :煎茶、ナッツ類、植物油、大豆
- 亜鉛:牡蠣(カキ)、チーズ類、ごま
本来は食事から摂取する方が良いですが、忙しい中で沢山の野菜やこれらの食材を摂取することは難しいと思いますので、市販されているサプリメントを上手に活用してみるのもいいでしょう。
適度な運動をする
運動とニキビにはあまり関係性がないように感じますが、適度な運動は、ニキビ予防にも効果を発揮してくれます。
しかし、過度な運動は活性酸素を増やしてしまうため注意が必要です。
運動別で得られるのそれぞれの効果を挙げていきます。
×過度な無酸素運動(筋トレ) → 活性酸素を増やす → 肌の角質(垢など)が硬くなる
○軽めの無酸素運動(筋トレ) → 代謝を増やす → 肌の新陳代謝を促す → 美肌効果
○有酸素運動 → 血流を改善する → 全身の新陳代謝を促す →美肌とダイエット
過度な運動は逆にニキビを増やす恐れがありますが、軽めの筋トレや無酸素運動は肌のみでなく、ダイエットや健康にも良い効果をもたらしてくれます。
ぜひ週3回以上、できたら毎日の運動をオススメします。
肌の新陳代謝を正常化させる
肌の新陳代謝を正常化させることは、ニキビ予防および美肌のためには欠かせません。
上でも書きましたが、年齢が増すと肌の新陳代謝は遅くなっていきます。
それによりニキビができやすくなるので、新陳代謝を促す(正常化)させることは必須です。
このお肌の新陳代謝(ターンオーバー)には、成長ホルモンというホルモンが関係しており、その分泌には質の良い睡眠が必要です。
よく「肌のゴールデンタイムは22時~深夜2時」と言われますが、これは少し間違っており、成長ホルモンが分泌されるのは「眠り始めの90分」です。
眠り始めの90分を質の良い睡眠にするためには、眠る前にスマホの画面を見ないなどが挙げられます。
ストレスを溜めない
ストレスが溜まると、ホルモンバランスが崩れて、皮脂の分泌を増やしてしまいます。
ストレスの一番の原因は人間関係、そして睡眠です。
睡眠にはストレス軽減効果と「睡眠時間が確保できている」と感じる心の働きが影響しています。
もし睡眠不足が続いているように感じる人は、極力早く眠るようにし、また眠れていないと感じ過ぎることなく、例えば12時に寝て6時に起きる人は「6時間しか眠れない」ではなく「6時間も眠れるんだ」と、考え方を変えてみるのもありです。
それにより、余分なストレスを感じることを減らすことができます。
便秘を解消する
便秘とニキビの関係には、腸の悪玉菌が関係しています。
悪玉菌は、腸の中で、アンモニアや硫化水素としった腐敗物質を作り出します。
便秘になると、悪玉菌が増え、これらの腐敗物質が多くなり、それが血液中に流れ出すことで、皮膚へ悪い影響を与え、ニキビや肌荒れの原因となります。
あまり薬などには頼りたくない気持ちになりますが、便秘が便秘を生む悪循環を断ち切った方がよいため、薬や漢方などを使って早めに対処した方が得策と言えます。
ノンコメドジェニック化粧品を使う
化粧品に関しては、様々のネットの情報で商品が紹介されており、何が良いのか結局は分からないという方が多いと思います。
ここでは、特定の商品を紹介することはしません。
注意点や特徴についてを箇条書きしておきます。
ニキビ肌に必要な化粧品について
・ノンコメドジェニック試験済みの化粧品を使う
・ファンデーションはパウダーファンデーションにする
・ニキビを目立ちにくくするためのファンデは、ワントーン暗い色か緑色
・保湿成分入りのものを使う(ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、エラスチン)
・グリチル酸入り(抗炎症作用)のものを使う
ニキビ肌に避けるべきもの化粧品について
・アルコール入りのものは避ける(アルコールフリーのものを使うようにする)
・スクラブ入りの洗顔料は避ける
・サリチル酸、グリコール酸はピーリング効果があるが刺激が強いので避ける
・イオウは皮質吸収が強すぎるため、大人ニキビには不向きのため避ける
顔やニキビ部分を極力触らない
ニキビが出来ている部分って気になってついつい触ってしまいますよね。
また、顔を触る癖のある人や頬杖をつく癖のある人もいると思います。
これらのように、触ってしまうことはよく、「汚い手で触るとばい菌が入る」と言われますが、顔や皮膚には既に常在菌というばい菌がある程度は存在しています。
特に、ニキビの原因とされる「アクネ菌」は既に皮膚に存在します。
ではどうして触ってしまうことが良くないのか。
それは、触れることで肌を傷つけるからと、既にニキビになりかけている所やニキビになっている所は炎症が起こっているからです。
肌は、簡単に傷ついたり毛羽立ったりします。
特に、Uゾーンは乾燥しやすいため、傷つきやすいのです。
毛羽立った皮膚には、紫外線や埃、花粉など炎症を助長する原因が入りやすくなります。
そして、ニキビができている所というのは、炎症を起こしている状態なので、触ることでその炎症を助長し、ニキビへの発展を促してしまいます。
こういったことから「触らないように」と言われています。
ニキビってできてしまうと本当にショックですよね。
とにかく「早く治したい」「みんなに見られたくない」って思ってそれがストレスにもなるし。
今回はニキビを1日でも早く治せるように、基本的な方法についてのお話しです。
まず、ニキビに気付いてしまった後の過ごし方について。
ニキビに気付いてしまった時
ニキビに気付いてしまった時、どう過ごせばよいのか。
その日の過ごし方、次の日からの過ごし方をご紹介します。
その日の過ごし方
- とにかく手で触らない
- 正しい方法でメイク落としと洗顔をする(固形石鹸)
- 髪の毛はシャンプーなどが残らないようしっかり洗い流す
- 亜鉛とビタミンを摂る
- 市販の軟膏を塗る
- 枕や枕カバーを清潔なものに替える
- とにかく早く寝る
とにかく手で触らない
とにかく手で触らないというのは、ご承知のことと思います。
よく「汚い手で触るとバイ菌が入る」と言われますが、すでにニキビが出来ている状態であれば、そのニキビの正体は、既に皮膚に存在している「アクネ菌」の仕業であることが多いです。
そのため、新たにバイ菌が増えるというよりも、すでに<炎症が起こりかけている所を触わることで、炎症を助長し、ニキビに発展してしまう可能性<があるということです。
人間の体や皮膚には、すでにバイ菌がいくつか存在しています。
ですが、悪いことばかりではありません。
ばい菌が、ある程度住み着いてくれているお陰で、他のバイ菌が入ってこられないという利点もあります。
皮膚に既に存在する常在菌:表皮ブドウ球菌、アクネ桿菌(かんきん)、黄色ブドウ球菌
この中で、表皮ブドウ球菌とアクネ桿菌(かんきん)は肌を保湿してくれる役割があり、むしろ居てくれるとありがたいものでもあります。
悪さをするのは黄色ブドウ球菌くらいですが、これも、ばい菌たちの均衡が保てていれば、悪さをされることはほとんどありません。
ニキビの無い部分に新たにニキビを作らないためにも、手で触れたり頬杖をついたりして、皮膚を傷つけないように気を付け、これらの菌からのニキビの発展を誘発しないようにすることが大切になります。
正しい方法で、メイク落としと洗顔をする
正しい方法でメイクお落としと洗顔をすることは、ニキビを改善させるには大切です。
特に、メイクをしている場合は、早く落としてあげて、ニキビへの刺激を減らしてあげてください。
クレンジングのポイントはメイクや汚れを「浮かす」こと。
ゴシゴシと擦らず、優しく円を描きながらクルクルと、肌になじませていきましょう。
頬などの広い面は掌を使って、目元のこまかな所は薬指を使って、皮膚の表面が動かない程度の強さでのばしていきましょう。
まるで小鳥を撫でるかのように、と意識してやると、自然と力が抜けますよ。
クリーム系の物を使っている方は、水で洗い流す前にティッシュで拭きとってから洗い流すようにしてください。
順序としては、
上まぶた→下まぶた→頬→額、Tゾーン→口元
口元や小鼻の周りも、目元と同様に、指の腹を使って優しくなじませてあげてください。
まず、ニキビ中に使わない方が良いと言われている洗顔についてです。
次のような種類の物を使うことは避けてください。
•アルコール入りのものは避ける
•合成界面活性剤入りのものは避ける
•スクラブ入りのものは避ける
これらは、洗浄力が強過ぎるため、皮脂を落とし過ぎてしまったり、皮膚を傷つけてしまったりして、ニキビの誘発に繋がります。
ニキビケアにオススメなのは実は「固形石鹸」です。
固形石鹸は余分な皮脂は除去しつつ、過剰な働きはしないため、ニキビケアには最適なのです。
では次は、実際どのような方法で洗顔すべきなのかご紹介していきます。
- 温かい蒸しタオルをあて、毛穴を開かせる
- 泡をよく立て、細かな泡を作る(泡立て用の網を使うときは清潔な網を使う)
- 指ではなく泡で洗うようにクルクルと(泡でクッションを作るようにして洗う)
- 洗面器に溜めたぬるま湯を手ですくって洗い流す(シャワーを直接かけない)
- タオルで優しくおさえるように拭く(拭くというよりタオルに顔を近づける)
- なるべくすぐに化粧水で保湿する
- 洗顔は1日2回までにする
この手順で洗うことで、皮膚を傷つけることなく、また、皮脂を余分に落とし過ぎることなく洗い流せます。
髪の毛はシャンプーなどが残らないようしっかり洗い流す
髪の毛は、顔に触れる機会が多いです。
毎日洗う髪の毛、いつものように何気なく洗っていると、意外とシャンプーやコンディショナーが落ち切っていない場合もあります。
洗い残ったシャンプーやコンディショナーが肌への刺激となる場合もありますので、しっかりと洗い流すようにして下さい。
亜鉛とビタミンを摂る
普段の食生活の中で、不足しがちな亜鉛やビタミンは、肌のケアのために大切です。
- 亜鉛:肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促してくれます。
- ビタミンA:亜鉛同様、皮膚の新陳代謝を促してくれる栄養素です。
- ビタミンB2:余分な皮脂を抑制してくれます。
- ビタミンB6:新しい皮膚を作るためのタンパク質の代謝を助けてくれます。
- ビタミンC:コラーゲンを作って、その潤いを保つ働きを助けてくれます。また炎症後の色素沈着(メラニン沈着)を防ぐ効果も期待できます。
- ビタミンE:免疫力を高めてくれるので、ニキビによる炎症に効果を発揮します。また抗酸化作用と保湿作用も持ち合わせています。
- ナイアシン(ビタミンB3):ニキビ後の色素沈着を防いでくれる作用があります。
まとめるとこうなります。
- 肌の新陳代謝(ターンオーバー):亜鉛、ビタミンA、ビタミンB6
- ニキビ自体をやっつける:ビタミンE
- 余分な皮脂を抑える:ビタミンB2
- メラニン沈着を抑える:ビタミンC、ナイアシン(ビタミンB3)
- 保湿作用:ビタミンC、ビタミンE
ビタミン剤や亜鉛は、サプリメントとして市販でも売られています。
普段の食事と併用して積極的に摂取してみるのも、ニキビケアの手段のひとつです。
市販のニキビケア軟膏を塗る
ビタミン剤同様、市販でもニキビケアの軟膏が沢山売られています。
選ぶときのポイントとしては、「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」のどちらに効く成分が入っているのかが重要です。
また、大人ニキビへのケアとしては、保湿成分が含まれていることもポイントになります。
殺菌作用(どちらにも効く)
・イブプロフェンピコノール
・アラントイン
・グリチルレチン酸
大人ニキビ向け(保湿作用)
・ヒアルロン酸
・セラミド
・コラーゲン
・エラスチン
思春期ニキビ向け(皮脂を抑える)
・イオウ
イオウは、皮脂を吸着する力がつよいため皮脂を抑えてくれるため、思春期ニキビ向けです。
また、オリーブ油が入っているものがありますが、オリーブ油は保湿力が高すぎるため、しつこいニキビ治療には不向きです。
枕や枕カバーを清潔なものに替える
枕や枕カバー、シーツなどの寝具も清潔にしておく必要があります。
寝ている時に顔や肌に触れるものなので、洗剤の洗い流しがないように洗い、また枕カバーは毎日清潔な物に替えるようにして下さい。
また、洗濯をするときは、洗剤は入れすぎないようにしましょう。
汚れを落としたい一心で洗剤を入れすぎると、洗濯の時の水の量では溶けきらず、残った洗剤が洗濯物に付着してしまいます。
適量を守るようにしましょう。
また、しっかりと干すという行為をすれば、ダニなどの刺激となるものは死滅してくれます。
いっそのこと、洗剤を使わずに洗うというのもアリです。
とにかく早く寝る
お肌の新陳代謝(ターンオーバー)は寝ている間に起こります。
また、よく「肌のゴールデンタイムは22時~深夜2時」と言われますが、これは少し間違っています。
肌の新陳代謝を促すのは「成長ホルモン」です。
この成長ホルモンは、眠り始めの90分間に一番沢山出ます。
そのため、寝る時間はどうあれ、とにかく最初にぐっすり眠ること。
その為には、寝る直前にスマホを見たり、寝る前に食事をしたりお風呂に入ったりしないようにして下さい。
翌日からの過ごし方
- 正しい方法で洗顔する
- 保湿、日焼け止めを塗る
- 化粧に使うパフやブラシを清潔にする
- 低刺激の化粧品を使う
- 髪の毛で隠さない
それでは、まず簡単にニキビの種類についてお話しします。
きっと、ネットで検索された方など、既にご存知の方も多いと思いますので、簡単に。
正しい方法で洗顔する
上でお話しした通り、優しく丁寧に洗顔しましょう。
保湿、日焼け止めを塗る
大人ニキビは乾燥が原因の事も多いです。
特に、Uゾーンは乾燥しやすく、頬杖をついたり、何かと触れて肌を傷つけてしまいやすいので、感想しないように保湿をするようにしましょう。
下の化粧品の所でもお話ししますが、UVケアも大切になります。
洗顔後はまず保湿。
化粧下地や保湿ケアには、UVカットにも気を使いつつ、刺激の少ないものを使いましょう。
化粧に使うパフやブラシを清潔にする
お化粧の時に使うパフやブラシも意外と汚れていることが多いです。
特に、古い皮膚の角質や皮脂がついている場合があるので、それを使って化粧をすることで、詰まりを起こして、ニキビの原因を作ってしまいます。
パフやブラシは、石鹸や専用のクリーナーで洗い、よく乾かしてから使うようにしましょう。
低刺激の化粧品を使う
今は、ニキビ肌専用など、低刺激の化粧品が多くあります。
ニキビを早く治すために極力触るべきではないですが、スムーズな新陳代謝(ターンオーバー)を促す、化粧水や乳液を使った保湿ケアは必要です。
むしろ、ニキビ部分に日焼け止めなどを塗らず、紫外線やホコリが刺激になって、ニキビに悪影響を及ぼすことも考えられます。
そのため、最低限のお化粧はしても良いのではないかと考えます。
ニキビ肌への化粧下地の選び方
化粧下地の選び方としては、毛穴に詰まりにくい「ノンコメドジェニック」の表記があるものを選ぶようにしましょう。
また、あまりUVカットの効果が強いものは肌への負担になります。
メイクをするだけでもある程度紫外線をカットしてくれるので、UVカットの強いものを選ぶ必要はありません。
特に、ニキビ肌に優しい「薬用コンシーラー」なら、メイクの負担を軽減してくれます。
赤みな凹凸を隠してくれるだけでなく、抗菌や抗炎症の成分が配合されているものもあります。
選ぶポイント
・ノンコメドジェニックの表記のもの
・UVカットのあるもの(強過ぎないもの)
・殺菌力のあるもの(グリチルリチン酸、サリチル酸配合)
・オイルフリー、アルコールフリーのもの
・無香料・無着色のもの
・セラミド配合など保湿力のあるもの
ニキビ肌へのファンデーションの選び方
ニキビの基となるアクネ菌は油分を好むため、油分の少ないパウダーファンデーションがオススメです。
また、化粧下地と同様にノンコメドジェニックと記載されているものを選ぶようにしましょう。
ファンデーションの付け方としては、ニキビの炎症を助長させないように、スポンジを滑らせるように優しく塗りましょう。
薄くなりやすいですが、軟らかいパフを使うのもオススメです。
ニキビ肌への化粧の仕方
ひと通りのベースメイク後に、アイメイクやリップでニキビをカモフラージュしましょう。
鮮やかな赤やピンクなど、ポイントになるカラーを使うことで、ニキビへの注目を抑えてくれると思います。
また、ニキビ肌を隠すメイクで大切なのは「完璧を求めないこと」です。
ニキビの赤みや見た目はとても気になってしまいますが、一般的なセルフメイクでは、ニキビを完璧に隠すことは難しいです。
完璧を求めて肌への刺激を強めすぎず、早くニキビを治してしまった方が得策です。
それに、意外と周りはそんなに気にしていないかもしれません。
まじまじと見る人も居ないと思いますし。
お化粧品選びについて、色々と特徴を挙げましたが、特定の商品を紹介することはしませんでした。
自分の肌のことは、みなさん自身が一番知っていると思います。
インターネットの商品紹介は良い事ばかり書いてあったりします。
あまりその言葉に踊らされないように、自分の目で成分表を見て選んでみるようにしてください。
多少基本的な知識を持っておいた方が、いざという時も、自分の目で正しい判断ができるようになりますし。
髪の毛で隠さない
髪の毛には、ホコリやシャンプーなどの洗い残しが付いており、肌への刺激としては良くない。
特に、ニキビができている所には触れないように気を付けましょう。
先ほども言いましたが、ニキビを気にしているのは意外と自分だけかもしれません。
早く治してしまった方がストレスも感じにくいので、いっそのことしっかり髪の毛をあげて、見た目など気にせず、肌への刺激を減らすように>こころがけてみてください。
まとめ
今回は、長期的にニキビを改善・予防することについてお話ししてきました。
先日の記事と被ってしまう内容もありましたが、食事や運動のニキビへの影響は、この記事の方が詳しくお話しできたかと思います。
ぜひみなさんも、これらの方法を試して、焦らず、丁寧にニキビ肌を治していってください。
色々と生活習慣にも気を付けていると、自己肯定感も増え、色々な悪影響を及ぼすストレスから解放されると思います。
私も、小さなことからコツコツと頑張っていこうと思います。