【お米とぎ汁洗顔】美容への効果と、作り方や使い方について【詳しく】
「お米のとぎ汁洗顔は美容に効果的って本当?」
「とぎ汁を使って洗顔したいけど、どうやって作ったらいいの?」
「実際の使い方は?」
そんな疑問をお持ちの方に向けた記事です。
この記事では
「お米のとぎ汁が美容に効果がある理由」
「お米のとぎ汁の作り方と使い方」
「洗顔以外の効果的な使い方」
について解説します。
目次
お米のとぎ汁洗顔は昔から使われていた
お米のとぎ汁洗顔は、実は昔から定評のある美容法です。
昔は、洗顔量や高価な美容液などはありませんでした。
お米のとぎ汁は、タダで手に入る、効果的な美容アイテムだったのですね。
そして、お米のとぎ汁洗顔は、最近でも注目を集めています。
お米のとぎ汁洗顔の効果について、高須クリニックのアンケート調査によると、お米のとぎ汁洗顔を実施した、90.3%の人がシミなどの改善を感じたそうです。
シミがよくなった、つまり薄くなった、目立たなくなった、数が減ったなど、なんらかの改善作用が確認された人が、全体の90.3%に達したことになります。
引用:明日のカラダ、今日より元気に。カラダネ
お米のとぎ汁洗顔で美容効果
美白効果の理由は、ピーリング作用ととぎ汁に含まれる栄養分にあります。
お米のとぎ汁洗顔によるピーリング作用
ピーリングとは、肌の古い角質を取り除くことです。
ピーリングは肌のターンオーバーを正常化させてくれます。
お米のとぎ汁には、お米をといだ時に出る細かな粒子が含まれています。
そのため、とぎ汁を使って洗顔すると、とぎ汁の中の細かな粒子が古い角質を取り除き、ピーリングの効果が期待できるのです。
実際、お米のとぎ汁で洗顔した後は、肌がツルンとします。
また、お米のとぎ汁の中の粒子は細かいため、市販されているピーリングジェルのように、新しい角質まで取り除いてしまう事を防いでくれます。
お米のとぎ汁を使った洗顔は、毎日行えるのもメリットの一つです。
お米のとぎ汁に含まれる栄養分
お米のとぎ汁には肌に良い栄養分が沢山染み出しています。
お米のとぎ汁には、ビタミンB1、C、E、セラミド、アミノ酸などが含まれているため、「シミ改善」「シワ予防」「美白効果」が期待できます。
- ビタミンB:肌の新陳代謝を促す
- ビタミンC:肌の潤いを保つ
- ビタミンE:抗酸化作用により肌荒れを予防する
- セラミド:肌細胞の中に水分を閉じ込める
- アミノ酸:皮膚再生を助ける、メラニン沈着を抑える
ビタミンCやセラミドによって肌に潤いが保たれ、またビタミンBやビタミンE、アミノ酸によって肌のターンオーバーを促されるので、シミやシワの予防にも繋がります。
お米のとぎ汁の作り方
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- 多めの水でさっと軽くお米を洗い、すぐに水を切ります。
- 前後方向に揉むこむようにお米をときます。
- ここに300ml程度のお水を入れてかき回します。
- とぎ汁を清潔な容器(瓶やペットボトル)に移せば完成です。
- 残ったお米は、普段通りにといで炊けば食べられます。
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ポイントは、最初のとぎ汁に多くの栄養分が染み出すため、最初は力を入れて洗わずに、サッと軽く洗ってすぐに流すことです。
そして、2回目にとぐ時にしっかり揉んで、栄養分を出すようにしましょう。
4.の工程で、瓶やペットボトルに移すのが面倒な方は、ボウルや洗面器に入れてラップをかけ、日の当たらない場所に保存しておくだけでも構いません。
その方が、使いたいときにパッと使えるメリットもあります。
お米のとぎ汁は、早めに使った方がよいですが、冷蔵庫で保管すれば半日は持ちます。
それ以上保管した場合や、匂いがしてきた場合は破棄しましょう。
お米のとぎ汁洗顔のやり方
お米のとぎ汁は洗顔のやり方について解説します。
その前に、パッチテストについて解説します。
お米のとぎ汁を洗顔に使う前には、必ずパッチテストをしましょう。
新しい化粧水や化粧品を使う前にパッチテストを行う人は少ないですが、アレルギー反応が出てしまう方は多いです。
<パッチテストのやり方>
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- 作ったお米のとぎ汁を綿棒に付け、二の腕の内側に、10円玉くらいの大きさで塗ります。
- その後は48時間放置します。
- 塗った部分に、赤み、かゆみ、発赤などの皮膚症状が無いかをチェックします。
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塗った部分にすぐ皮膚症状が出た場合は、すぐに洗い流しましょう。
この工程を2回行うことが最適です。
お米のとぎ汁は自然に近い成分のため、アレルギー反応は出にくいと考えられますが、せっかく美容のために使っても、逆に肌荒れを起こしてしまっては基も子もありません。
必ずパッチテストを行うことをオススメします。
パッチテストで赤み、かゆみ、発疹などの皮膚症状が出た人は、お米のとぎ汁洗顔を行わないでください。
<お米のとぎ汁洗顔のやり方>
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- ぬるま湯でとぎ汁を1.5倍くらいに薄めます。
- 化粧をしている場合は、普段通りにクレンジング、洗顔をしてメイクを落としましょう。
- その後、とぎ汁をしっかりかき混ぜてから、肌に馴染ませるように優しく洗顔します。
- だいたい5~10回洗い、最後は水かぬるま湯ですすぎましょう。
- 朝晩の2回行うと効果的です。
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パッチテストで皮膚症状が出なかった場合でも、顔に使うことで症状が出る場合もあります。
洗顔後に皮膚症状が出た場合は、使用を中止しましょう。
お米のとぎ汁を洗顔以外に使う【3選】
お米のとぎ汁を洗顔以外の方法に使うこともできます。
1.お米のとぎ汁を美容パックとして使う
2.お米のとぎ汁を入浴剤代わりに使う
3.お米のとぎ汁で髪を洗うときに使う
お米のとぎ汁は洗顔以外の美容にも効果を発揮します。
一つずつ解説します。
美容パックとして使う
お米のとぎ汁を美容パックとして使うのもオススメです。
洗顔するだけでもかなり効果のあるとぎ汁洗顔です。美容パックとして使えば更に効果的です。
使った直後は、肌にハリと潤いが出て、肌の色がパッと明るくなります!
<お米のとぎ汁パックの作り方と使い方>
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- 作ったお米のとぎ汁を、コップやボウルに移す
- ラップをして、冷蔵庫で半日寝かしておく
- 沈殿物が溜まったら、上澄みの水を捨てる
- 沈殿物を顔に塗って3~5分パックする
- 乾ききる前に、しっかりとぬるま湯で洗い流す
- 最後は普段通りに乳液や美容液で保湿する
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入浴剤代わりに使えばお肌すべすべ
お米のとぎ汁を入浴剤代わりに使うことで、全身に使うことができます。
使い方は簡単です。
お米のとぎ汁をそのまま湯船に混ぜるだけ!
お米のとぎ汁に含まれるビタミン、セラミドで全身が保湿されてスベスベになります!
使ったお湯を流す際は、排水溝がつまらないように、浮いたカスを洗面器で取り除きましょう。
お米のとぎ汁には消臭効果もあるので、体臭予防としても使えます。
髪を洗うときに使うとツヤが出る
お米のとぎ汁で髪を洗うとツヤが出てきます!
また、しっかりと芯のある髪が増え、毛の量を増やすことにも繋がります。
<お米のとぎ汁を髪を洗う方法>
- シャンプーやリンスで髪を洗った後、(とぎ汁は冷たいので)毛先からゆっくりと付け、徐々に髪全体を浸していきます。
- 指の腹を使って、毛根を優しくマッサージします。
- 最後はお湯でしっかりと洗い流しましょう。
これで、ツヤのあるしっかりとした髪の毛が育ってきます。
まとめ
・お米のとぎ汁洗顔にはピーリング作用がある。
・お米のとぎ汁にはビタミンB、C、Eやセラミド、アミノ酸などの栄養分が豊富に含まれている。
・お米のとぎ汁洗顔をすると美肌、シミ予防、シワ予防になる。
・とぎ汁洗顔では、1回目の水ではなく、2回目の水を使う。
・とぎ汁洗顔をする前に、必ずパッチテストを行う。
・お米のとぎ汁を保存するときは、冷蔵庫か日の当たらない場所に。
・お米のとぎ汁の保存は長くても半日。
・お米のとぎ汁は美容パック、入浴剤、洗髪としても使える。
お米のとぎ汁は、0円でできるスキンケアです。
普段捨ててしまっているという方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
ただし、必ず使用前にパッチテストをしてください。
「美容は1日にしてならず」ですので、焦って使わずに、まずは自分の肌に合うかを試しましょう。
元々捨ててしまっていたタダで手に入る物です。
肌に合わなければ無理に使う必要はありません。